早稲田大学狂言研究会の日記

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国立能楽堂定例公演 『邯鄲』『餅酒』

狂言鑑賞記書いてないですねえ最近。
筋肉さんに書きなさいって言われていたし、真っ当でなくてもいいって言ってくれたし、せっかく見たし、だから書きます。
もう4年生なのに2連投だけど、いいかな。
概要は以下。


国立能楽堂定例公演 『邯鄲』『餅酒』
2010年1月6日(水)
午後1時(午後3時15分終演予定)
能『邯鄲』置鼓・働
粟谷明生

狂言『餅酒』
野村万之介
石田幸雄
野村万作



行ったひと
ぽぉろ、あさひ(共立)、ホリ


いずれも1月頭だからか地謡囃子方・後見等みんな裃ー。

ええと、『邯鄲』は個人的に思い出の曲でもあり、内容も大好きな能なので、とっても楽しみでした。
はじめ、小鼓の音がとてきれいに響いたのが印象的だった。普段はあまり気にしていないんですけどね、なぜかしらね。因に小鼓は曽和正博さんです。

この日は4時に就寝、寝不足だったので心配でしたが、好きなだけあって今どんな場面かわからないこともなく、ちょっとうとうとレベルですみました。
でもよりによって、最もうとうとがマックスに来たのが子方のシーンだった・・・くそう、かわいかったのに・・・
あとは前の同年代の子がガン寝してたのもあるかもw

萬斎先生が間でした。
宿の女主人。裃みたいなのをつけてて、なんか虫みたいだった。いつもああいうのついてたっけ?正月だから?他のひとも裃ですけれども。
あと、席が脇正の橋懸かり寄りだったから、萬斎先生が粟飯を炊いている=待機している場所が近い訳です。だから途中瞬きが多い萬斎先生が気になりましたw一緒に行ったふたりも時々気になったようで、ぽぉろいわく、子方の舞のときににやってしたそうな。こどもはかわいい!

『餅酒』は、装束がかわいかったです・・・。
ああこんなことしか書けなくてすみません。
万作先生がお奏者、万之介先生が越前のお百姓で、石田先生が加賀のお百姓なのだけど、完璧にお百姓の二人の装束が色違いなのです!

お百姓さんの装束の見た目は全体的に大きい柄なのだけど、雲の模様が一面にあって、その上に大きめな千鳥。
袖もいつもより心なしか大きめ?(袖をつまむ型もあったし)、袖の下の方にはぎざぎざで色が変わって松葉もよう。
石田先生は上のメインが桃色、かわいいよー!
すてきな装束でした。

あさひ「あんなのどこに隠し持ってたんだろう」

『餅酒』は滅多にやらないそうで、私も初見です。ていうか、

ぽぉろ「先生初めてだっておっしゃってた」

そうなので、そりゃそうかと。
万之介先生は冗談が多くて、和歌を知らないユニークなお百姓さんで、楽しかったです。
最後は囃子がやってきて、Wお百姓で相舞。先生跳んだ!
すてきでしたー。

ふむ、1月早々、すてきな舞台が見れました。
なんていうの?舞台初め?あれなんかちがう。
まあともかくも、いい1日でした。

あ、能楽堂に行く途中、千駄ヶ谷の駅をおりたら携帯があり得ない壊れ方をしました。
それ以外はいい日だった・・・