凌雲集の桎梏（４）

ブルータス、お前モカ？
私キリマンジャロ
俺ブルーマウンテン

万酔会お疲れ様でした。さて、私は先日の日曜日に右近の会を観にいったんですよ。私事に渡りますが、私が買ったのは自由席だったこともあって早めに能楽堂に着いて前の方の席をば確保致そうとしましたが、パンフレットの地図を見誤ったために四百米程も観世能楽堂から通り過ぎてしまいました。お陰で最後尾の見晴らしの良い席に先輩二人と座ることと相成りました■当日、目玉の一つである黒柳徹子さんが例によって頭から飴を出したか否かは実際に観にいった方のみの知るところとなりましたが、お話の中で明かされた秘密の中で、なぜ彼女が「世界不思議発見」での正解率が高いのかの理由が別件の反証として挙げられていたことは興味深いものでありましたね■前置きが冗長となったところで肝心の狂言は『花子』と『髭櫓』の二曲でした。『花子』は浮気とは言ってもほのぼのとしていて良いなと思いました。『髭櫓』は女たちの武器に対して男の櫓が可愛い過ぎます。小さな旗もさることながら途中城門がぱかっと開くところもたまりません。余談ですが、髭がむさいと言われるのはあの大髭の男だけではないことが私にも実感されます■以上、盛りだくさんの右近の会でした。くっさめ！

Bon　　　■