国立能楽堂定例公演
狂言『舟船』(大蔵)
太郎冠者…日下部禮蔵
主人…茂山忠三郎
シテの日下部氏85歳、アド忠三郎氏78歳のロートルコンビ。忠三郎氏は期待に違わず、豪快な発声で見事な主ぶりだったが、日下部氏は足取りふらふら、声もか細くて、最後まで持つか心配になった。
しかし、主人をやり込めるところは、老獪さがにじみ出ていて、期待以上に楽しめた。
能『鵺』(金春)
シテ(船人・鵺)…櫻間謹記
ワキ(旅僧)…工藤和哉
アイ(所の者)…古川道郎
笛…寺井宏明、小鼓…林光男、大鼓…柿原弘和、太鼓…桜井均
後見…守屋泰利、山中一馬
地頭…本田光洋