蟬の会を終えて

こんばんは。フレッツです。

つい先日「蟬の会」が終わりました。
周りの方々に支えてもらいながら練習を続け、師範である深田先生には直前まで稽古をつけていただき、なんとか無事に終えることができました。
この場を借りて感謝申し上げます。

3回目の狂言にして「棒縛」の太郎冠者という大役を務めることができて私はとても幸せ者だと噛みしめております。
本番は所々ミスをしたり台詞が走ったり、また前日に喉を痛めて本番の最後の謡で声が枯れるという大失態を犯してしまいました。
あの舞台で私は最高の演技ができたとは言えませんが、一番太郎冠者らしく愉快に狂言ができたと思っております。
客席から笑い声が聞こえてきたのが嬉しくてとても励みになりました。

最後の「嬉しやここに酒あり」の謡を謡い始めたとき、ちょっと悲しい気持ちになりました。
「もう棒縛が終わってしまう」と。
ずっとずっと頑張ってお稽古してきて待ち望んでいた舞台が、楽し過ぎてあっという間に終わってしまって寂しくなったのです。

これからは、自分の稽古もしつつ後輩の指導をしていきたいです。
私は今年の秋季公演に出演する予定はありませんが、来年は狂言ができたらいいなぁと思ってます(遠い目)。
こちらで狂言研の近況報告も忘れずにやっていきたいですね。

フレッツ