早稲田大学狂言研究会の日記

早稲田大学狂言研究会 公式ブログ

狂言鑑賞記

ひさびさにアップします。

今日は大隈講堂にて「狂言の夕べ」がありました。演目は以下のとおり。

・萩大名
大名:野村万作
太郎冠者:高野和
茶屋:深田博治

・二人袴
親:野村萬斎
舅:石田幸雄
太郎冠者:月崎晴夫
聟:野村遼太

まず萩大名から。こちらは去年の蝉の会で学生が演じていたので台詞稽古などを思い出して感慨深い気持ちになりました。学生で出したものを見ると特に、「あぁプロってすごいな、かっこいいな」と思います。私たちは先生の台詞の張りや強さを完コピしようと努力しますが、掛け合いの間合いというのはかなり真似するのが難しいように感じます。絶妙な「間」を作りだす先生方がとてもかっこよかったです。T野先生は普段女を演じていることが多い印象があり、今回の太郎冠者も「ちょっとしっかりしてよアナタッ」という妻のように見えてしまったのは私だけでしょうか…??素敵です。
今回の2番の太郎冠者はどちらも「しっかりもの」の体をしていますが、T野先生は「良妻」のような、T崎先生は「きまじめ過ぎてちょっとKYな可愛らしい(褒めています!!!)」太郎冠者だったように思います。

次に二人袴。聟の「舅に可愛がられる聟でござる(あやふや;)」という台詞にきゅんとしてしまいました。ちょうど親・聟という年相応な配役で、聟がキラッキラしていました。ふれっしゅ!!二人が本当の親子のように見えました。写実性!!!(?)M斎先生は聟をよく演じられているイメージがありましたが、今回は親役で、聟のきらきらフレッシュ度をうまい具合にあげているような感じがしました。ナイスアシストといったところでしょうか?また、「宇治の晒」「花の袖」「七つ子」を舞っていましたが、3つとも知っている舞だったことに自分ももう3年生かあ〜としみじみ。後ろを見せないように、ということで変則的な舞で会場はどっと沸きました。

明日からの新歓、頑張れそうです!もねでした。拙い感想でごめんなさい。。。